『今は暮らせるけど、このままで老後は大丈夫?』専門職でも将来が見えにくい時代だからこそ『お金の知識は武器』になります。
『収入は限られているけれど、将来に備えてお金を増やしたい』そんなことを考え始め、お金の勉強を始めました。自分の収入や支出を『見える化』していく中で、資産形成の大切さを実感しています。
臨床検査技師として働きながら、年収400万円でもできる資産形成術を、実体験をもとにお伝えしていきます。
『何から始めたらいいかわからない』という方にこそ、読んでいただきたい内容となっています。
結論
①家計の収支を把握する
②固定費の見直しを行い余剰資金を増やす
③スキルアップ、副業、アルバイトで収入の柱を増やす
④そのお金を貯蓄、投資、自己投資に回す
臨床検査技師の年収は本当に低いのか?
年齢や勤続年数、スキル、役職の違いがあって一概には言えませんが、全国平均としては約500万円、地方ではもっと年収が低い傾向にあり、夜勤の有無によっては年収50万円程変わる場合もあります。
厚生労働省の古いデータですが、2017年の一般病院の平均給料月額から見ると国立病院で年収627万円、公立病院で663万円、公的病院で611万円、社会保険関係法人で579万円です。
同じく厚生労働省の賃金構造基本統計調査の職種別賃金額こちらも2015年と古いデータになりますが、一般の臨床検査技師の年収は433万円です。
厚生労働省『賃金構造基本統計調査』による職種別平均賃金を調べると時給換算、基準値で検査技師は1242円でした。ちなみに診療放射線技師1397円、看護師1438円でした。
検査技師の賃金は低いですね(涙)
収入が限られている中でどう資産を増やす?
家計の『見える化』
支出を把握
まずは紙の家計簿でも家計簿アプリでも構いませんので支出を把握します。私は、マネーフォワードMEという無料の家計簿アップリで半自動化して集計しています。その中で固定費に注目し、削減できる項目がないか検討します。
『住居費、通信費、サブスク代等』の見直し
スマホを大手キャリアから格安SIMに変えることで、月々5000円変わることも。いらないサブスクを契約したまま忘れていたり、あまり利用していないものの見直しを行う。さらに、自宅のインターネット回線を見直すことで、支出を削減できる可能性があります。賃貸の方なら家賃そのものを見直し、安いところに引っ越すという選択肢も。
余剰資金を増やす
・家計の収支を把握し、支出を見直し余剰資金を作る
・スキルアップ、副業、アルバイトからの収入を増やす
・給料をもらったら毎月2万円をなかったものとし先取り貯蓄や投資へ
臨床検査技師におすすめの資産形成術3選
1.NISAやiDecoの活用
NISA(少額投資非課税制度)
・投資で得た利益に税金がかからない制度
→ 通常投資で利益が出ると約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えば1800万円まではその税金がゼロになります
種類 | 年間投資上限額 | 主な特徴 |
つみたて投資枠 | 年間120万円 | 長期・分散・積立投資向け (主にインデックス) |
成長投資枠 | 年間240万円 | 個別株・アクティブファンド・インデックスもOK (こちらもインデックスで運用をお勧め) |
生涯投資枠は1800万円まで(うち成長投資枠は1200万円まで)
詳しくは【金融庁】資産形成のための情報ページで図解付のわかりやすい情報が載っていますので、初心者の方にお勧めです
NISAのメリット
・利益が非課税
・いつでも引き出そうと思えば引き出せる
・長期で運用すれば、銀行預金よりも資産が増えやすい
NISAのデメリット
・元本保証されていない(価格が下がるリスクあり)
・年間上限額があるため、一気に多額を投資できない(それがメリットでもありますが・・)
・損失が出ても他の口座と損益通算ができない
iDeco(イデコ)
iDeco(個人確定拠出年金)は、自分で老後資金を積み立てる私的年金制度です。
積立額が全額所得控除されるため、節税しながら資産形成ができます。
月額などは勤務先の企業年金制度によって変動します
詳しくは 【公式】iDeco ポータルサイトで確認してみてください
iDecoのメリット
・掛け金が全額所得控除 → 節税になる
・運用益が非課税
・受け取り時にも控除がある
iDecoのデメリット
・原則60歳まで引き出せない
・商品選びに失敗すると老後資金が減るリスクあり
・転職や退職時に手続きが必要
・受け取る時に課税あり(但し控除あり)ここがややこしくて難しい
使い分けのポイント
比較項目 | NISA | iDeco |
引き出し自由 | ◎いつでもOK | ❌60歳まで不可 |
節税効果 | 運用益非課税のみ | ◎ 掛け金から受け取りまで非課税 |
向いている人 | 資産を育てたい全世代 | 老後資金を確実に準備したい人 |
2.高配当株投資
投資中級者からにはなると思いますが、堅実な高配当株投資で毎月のインカムゲインを増やすこともできます。米国高配当株投資や日本の高配当株投資どちらがいいかは好みによると思います。
高配当株投資についてはそれなりの勉強が必要だと思いますので、その時間をかけてもいいという方向けになります。リスク許容度も高めになります。
私は日・米両方の高配当株投資をやっています。少額ですが、インカムゲインがあると心強いです。為替の影響もありますが、半分は趣味のように楽しくやっています。
※ただし、投資にはリスクがありますので最終的な判断は、自己責任でお願い致します
3.副収入の可能性
・スキルを上げて給料アップを狙う
・休日に短期的なアルバイトを行う(月に1〜2回でも)
・副業を始める(時間もかなり使うことにはなりますが、将来への投資として)
実際にやってみた私の資産形成ステップ
マネーフォワードを使って家計管理
①マネーフォワードMEという無料の家計簿アプリを使い銀行口座とクレジットカードを紐付け、半自動で家計簿作成中
(無料家計簿アプリでおすすめはマネーフォワードMEとZaimです。色々試しながらご自分に合う方法で、家計管理を見える化しましょう。ここが大事なところです。)
固定費の見直し
スマホを格安SIMに乗り換え、家のインターネット回線変更、家賃も安いところに引っ越しました
収入を増やす
月1〜2回本業が休みの日にアルバイトをすることで収入を増やしています
iDecoとNISAを始める
①元々節税のためiDecoから始める
②半年後、当時のつみたてNISAを始める → 現在は新NISAで月5万円の積立投資継続中
③現在はiDecoで月5000円の積み立て投資継続中
副業チャレンジ
・副業としてブログを選択(時間と場所を選ばないので、これからの働き方として魅力を感じる)
・収益化の道のりは遠いが、できないことを少しずつクリアしていく楽しさがあり
・文章力を上げて、皆さんが知りたいことを丁寧に伝えていけるよう日々研鑽中
まとめ
資産形成は『知っているか、知らないか』『始めるか、始めないか』で大きく差がつく時代です。
臨床検査技師として忙しい毎日を送りながらも、少しずつ将来の安心を作っていくことは可能です。
私自身も簿記3級とFP3級の資格を活かして、NISAやiDecoを取り入れながら着実に資産形成を続けています。
大きな一歩でなくても大丈夫。今できることからコツコツ始めて、未来の自分を少しずつ楽にしていきませんか?
最後までお読みくださりありがとうございます。
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