心を整えると未来が変わる!50代からのポジティブ習慣

  • URLをコピーしました!

50代は、色んな変化が一気にやってくる時期でもあります。子育てが落ち着いたと思ったら、今度は親の介護が始まったり、仕事の立場が変わったり。自分の体力や気力の変化にも気づいて『あれ、昔とちょっと違うな』なんて思うこともあるかもしれません。そんな時に大事なのが、心の持ち方です。同じ出来事に出会っても、『もう嫌だ』と感じるか、『まぁ何とかなるか』と思えるかで、毎日の気分も未来の見え方も全然違ってきます。今回は、超ネガティブ思考の私が取り入れるようにしている『心を整えるポジティブ習慣』をいくつかご紹介します。特別なことじゃなくても大丈夫。ちょっとした工夫で、気持ちはグッと軽くなります。

1.小さな習慣で心を整える

心を整えるために特別なことをする必要はありません。むしろ、毎日の中で取り入れられる小さな習慣が大きな力を発揮します。まずはどれか一つでもいいので、今日から始めてみませんか?

朝の深呼吸とストレッチ

目が覚めたら、まず深く息を吸ってゆっくり吐き出す。それだけで脳がリセットされ、『今日も始まる』というスイッチが入ります。体を軽く伸ばすことで血流が良くなり、気持ちも前向きになります。コロナによるマスク生活が長くなっているせいで、皆さんが思っている以上に呼吸が浅くなっています。肺機能の検査をしていて感じるのですが、肺活量が以前と比べ少なくなっている方が多い印象です。浅い呼吸が続くと、酸素が十分に行き渡らず疲れやすくなったり、気分が落ち込みやすくなったりします。さらに自律神経のバランスも乱れやすく、眠りの質が下がったり、イライラが増えることも。だからこそ、意識して深く呼吸する時間を作ることが大切です。深呼吸は、心を整える習慣の中でも、とても手軽で効果のある方法。毎日の生活に少しずつ取り入れると、気持ちの安定にもつながります。ヨガの呼吸法がおすすめです。

感謝のメモ習慣

1日の終わりに『ありがとう』と思えたことを3つ書き出してみましょう。小さな出来事で構いません。美味しいご飯が食べられた、孫の笑顔を見られた、同僚に助けてもらえた。そうした『小さな感謝』を積み重ねることで、自然と心が落ち着き、幸福感が増していきます。紙に書く方が視覚からも入って効果が高いのですが、夜ベッドの中で3つ考えるだけでもいいので、やってみませんか?『ありがとう』には思った以上の効果があります。

目次

2.言葉の力で心を整える

言葉には大きな力があります。と言うと宗教的なものに聞こえるかもしれませんが、特に自分が口にする言葉は、自分の心に一番影響を与えます。私は、行き帰りの車の中で私は運がいい』と口に出すようにしています。これはゲッターズ飯田さんが言っていたことを聞いて実践している習慣です。不思議なもので、そういうだけで気持ちが前向きになり、ちょっとした幸運にも気づきやすくなるのです。逆にネガティブな言葉を口にすると気持ちも沈んでいきます。だからこそ、できるだけ前向きな言葉を選ぶことが大切です。『大丈夫』『やってみよう』『いつもありがとう』・・そんな言葉を繰り返すだけで、心は驚くほど整っていきます。お金もかからず、手軽にできておすすめです。使う言葉が変われば、思考や感情、行動にも影響していきます。簡単には変わりませんが、少しずつ言葉を変え使い続ければ、心の状態だけでなく、日常の選択肢や行動も自然とポジティブになっていく自分に出逢えるはずです。

3.人間関係をシンプルに保つ

50代になると、人間関係にも変化が訪れます。仕事や家族、地域での付き合いなど、無理に広げるより『心地よい関係』を大切にすることが、心を整えるコツです。私自身は、美輪明宏さんの『人生は腹六分』を意識しています。親子や夫婦だからと言って相手の心にズカズカ入りすぎず、必要以上に干渉しない・・という意味です。この考え方を実践すると、親しい間柄でもお互いの距離感を大事にでき、無駄なストレスが減ります。信頼できる人との関係にエネルギーを注ぎつつ、心地よく距離を置く勇気も持つ。そんな小さな工夫が、50代からの心の安定につながります。

4.自分を喜ばせる時間をつくる

50代になると、仕事や家事、子供のこと、親のことつい人のために時間を使いがちです。でも心を整えるためには、自分自身を喜ばせる時間もちゃんと確保することが大切です。たとえば、昔好きだった趣味を再開してみるのもおすすめです。編み物やガーデニング、読書、音楽・・ちょっとの時間でも自分の好きなことをすると、心が満たされます。新しいことに挑戦するのも、心にワクワクを与えてくれます。『私にもまだできることがある』と実感できるだけで、前向きな気持ちが生まれるんです。

さらに家族や孫と過ごす時間を小さな小さなイベントに変えるのも楽しみのひとつです。『今日は公園に行ってみよう』『おやつ作りを一緒に楽しもう』など、日常をちょっと特別にすると、笑顔の数が増えます。そして何より、自分だけの時間を意識してつくること。何もしない日を『ご褒美デー』として、ゆっくり自分で淹れたコーヒーをお気に入りのカップで飲む、映画を観る、散歩する・・それだけでも、心はしっかりリセットされます。自分を喜ばせる時間は、贅沢なものではなく、毎日の中で少し工夫するだけで作れるもの。ちょっとした楽しみを積み重ねることで、50代の心はグッと軽く前向きになっていきます。

5.心を軽くする『選択肢』を持つ

心を整えていく上で忘れてならないのが『選択肢を持つ』と言うことです。辛い時に辞められないと思うからこそ、人は追い詰められます。逆に『本当に辛ければ辞められる』という自由を持っていると、心はグッと軽くなるのです。もちろん、すぐに辞める必要はありません。ただ『辞める自由』を持つには経済的な基盤を整えたり、副業やスキルを少しずつ磨いたりしておくことが大切です。

私たちは『状況は変えられない』と感じることが多いですが、橘玲さんの言葉に『認知を変えるより環境を変える方が効果的』と言う考え方があります。たとえば、『どうしてもこの職場では心が追い詰められてしまう』『家庭の事情で精神的な圧が大きい』と言うケースでは、その環境を少しでも変える方向を探すこと。それは『転職』だったり『住む場所を変える』ことだったり、あるいは『人間関係の距離を見直す』ことだったりします。簡単なことではないけれど、環境を変える自由がある』と知っているだけで、心に余裕ができます。”自分が変えられること/変えられないこと”を整理して、変えられる部分を少しずつ動かしていくことも、50代からのポジティブ習慣の一つです。

まとめ

私たちはいつもポジティブでいられるわけではありません。落ち込む日もあれば、前向きに動ける日もある。そんな風にネガティブな自分とポジティブな自分を行き来しながら生きていくのが、ごく自然な姿です。大切なのは、ネガティブな自分を否定しないこと。『今日はそういう日』と受け入れながら、また少し元気が戻ってきたら前を向けばいいのです。その繰り返しの中で心はしなやかさを増し、未来への選択肢も広がっていきます。

50代からの人生は、まだまだ長い旅。ネガティブもポジティブもどちらも自分らしさの一部と捉えながら、『選べる自分』でいることが、これからを軽やかに生きる力になるのです。そして次回は、心とつながる『体の健康』について。体を整えることで心もより安定し、毎日をもっと楽しめるヒントをお届けします。

最後までお読みくださりありがとうございます。

\あわせて読みたい/

あわせて読みたい
お金より大切?50代からの”筋肉貯金”で未来の体を守る 50代になると、何となく体が重く感じたり、階段を登るだけで息が切れたりすることはありませんか?実は将来の安心はお金の貯金だけでなく、”筋肉の貯金”でも作れるんで...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次